土地の名義変更を誰かに頼むのであれば、司法書士が適任者ということになります。不動産に関する手続きを代行するプロで、法律上もそれを仕事にすることが認められている人たちです。難しい国家試験に合格しなければ取得できない資格でもあります。法律や登記制度に関する知識がないとなれない職業なので、頼むことに不安を感じる必要はありません。
しかし、難しい試験に合格した人たちですから、依頼する際にはそれなりの報酬を支払う必要があります。売買などのように、大きな金額が動く契約に伴う土地の名義変更なら、報酬を支払ってでも確実に手続きを終えておくことの価値は高いと言えます。一方、相続などの対価を伴わない土地の名義変更なら、報酬を支払ってまで司法書士に依頼する必要があるのかどうか疑問に感じる人もいるでしょう。自分で行えば支払う必要のない費用ですから、迷いが出るのも頷けます。
ここで考えるべきことは、単に自分でやれば報酬額が浮くということだけではありません。それに必要になる時間や労力も考える必要があります。何度も法務局に足を運んでやり直しながら手続きを進めていくとなると、結果的には報酬を支払った方が実質的には安くなることも考えられます。慣れていない人なら、手続き完了に至るまで悩みとして頭の片隅に居続けることを考えれば、報酬を支払って早く終わらせてしまう方が得策かもしれません。
自分で挑戦する前に必要になる時間や労力と、節約できる金額を比べて冷静に判断することが大切です。土地の名義変更のことならこちら