相続登記とは何かと聞かれて、正しく答えられる人はあまり多くないかもしれません。しかし両親や兄弟など身近な親族に相続が発生した場合、誰もが直面する可能性があるので基本的な知識を身に付けておくのがおすすめです。相続によって土地や建物などの不動産を承継した時には、速やかに法務局に相続登記の申請を行わなければなりません。相続登記を完了するにはある程度費用も掛かるので、親族から不動産を受け継ぐ可能性が高い人は事前にどのくらいのお金を準備しておく必要があるか確認しておくのが良いでしょう。
相続登記に必要なお金として、不動産登録免許税が挙げられます。これは受け継いだ不動産の固定資産税評価額に対して0.4％の税金を納めなければならないと定められているので、承継する不動産の価値が高い場合は注意が必要です。また手続きを司法書士の先生など専門家に依頼する場合、その報酬として費用も払わなくてはなりません。司法書士事務所では60、000円から80、000円程度の費用を設定しているところが多いと言われていますが、気になる場合は一度見積もりを作成してみてもらうのが良いでしょう。
相続登記は一見難しく感じられるかもしれませんが、大切な不動産を承継していくために欠かせない作業です。費用は掛かりますがなるべく早めに完了させる必要あるので、独力で行うのに不安がある場合は司法書士の先生に相談して適切なサポートを受けるのが得策かもしれません。