不動産を相続することとなった人の中には、「どこに相談すればようのだろうか」「相続登記ってどんな手続き？」といった不安や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。相続登記については司法書士に相談するのが一般的です。ただし、事前に一定の知識をもっておくとスムーズに手続きを行うことが可能です。相続登記には「遺言」「登記遺産分割」「法定相続」の3種類があり、最も多いのが登記遺産分割となります。
これまで手続きの期限は設けられていませんでしたが、法律が改正され3年以内といった期限が2024年から定められる予定です。手続き自体は個人でも行うことができますが、相続人の確定や登記免許税の計算などは非常に煩雑で時間・労力がかかるでしょう。司法書士には数多くの相続登記案件に取り組んできた専門的な知識・経験を持っており、日本司法書士連合会では相談センターも開設しています。相続が複数かつ広範囲に点在している場合、管轄するそれぞれの法務局が手続きを進めなければなりません。
また、相続関係が複雑だと相続人の確定にも時間・労力を要します。司法書士に相談することで相続登記にかかる問題を専門的な見地から解決することが可能です。さらに煩瑣な手続きも代行してもらえることから、時間や労力の面での負担を負うこともありません。一般的には10万円程度の費用がかかりますが、時間・労力の負担を考えれば非常にメリットが大きいといえるでしょう。